全国周産期医療(MFICU)連絡協議会について

 

 

厚生労働省は、誰もが安心して出産できる社会をめざして、平成8年から全国各都道府県に総合周産期母子医療センターの設置とシステム化を推進しています。

現在、わが国の周産期医療システムは、人口100万人、出生1万人の周産期医療圏を想定し、その中に、1つの総合周産期母子医療センター(3次センター)と複数の地域周産期医療センター(2次センター)を配置し、地域の病院、診療所、助産所では対応が困難なハイリスク妊産婦・胎児・新生児・褥婦などの紹介を受け、あるいは緊急搬送として受入れ、診療を行っています。

私ども、全国周産期医療(MFICU)連絡協議会は、全国各都道府県の総合周産期母子医療センター、あるいはそれに準じる施設の産科側の代表者で構成されています。

 

連絡協議会結成の目的は、高次周産期センターとして、より良い周産期産科医療を提供することができるように、医療レベル向上のための検討を行ったり 、新生児側、医師会、行政関係者などと協力しながら各地域の周産期医療システムの充実に向けての具体的方策を模索したりすることです。

* MFICU : maternal-fetal intensive care unit (母体胎児集中治療室)